室内階段製作など。
9月に入ってしまったが、一応自分のなかで、「完成」としようと決めていた室内階段製作になかなか手がつかずにいた。最後の大仕事である。
階段と言っても曲がり階段、螺旋階段等種類は様々でどんなシロモノにしようかと考えていた。年寄りのことを考えれば普通に上れる階段にするのだが、これが意外と場所を取るのである。構造を複雑にするのも何なので結局シンプルな梯子階段に決定。先回気まぐれで適当に作ったデッキエントランスの階段で、およその製作工程は頭に入りトレーニングも万全。今回は室内ゆえ一発勝負。真面目にSketchUpで図面作成。それにしてもこれが無料なんて実に便利な時代になったものである。二次元では掴みにくい踏み板の取り合い等を自宅の階段を参考にしつつ、現地の取り合いと照らし合わせ、図面を描いて見た。
全体のイメージは出来たので、階段の芯柱製作から取り掛かる。皮を剥き数年放置プレイの材から最も良さそうなモノを選び太鼓挽き。
踏み板の呑み込み部を正確に卦がけるよう側面もトリミング。
ここまでで第一週目は終了。
翌週までにさらに細部の寸法関係と取り合いを検討。通常二次元CADの場合は部品図の作成となるのだが、3D-CADの場合、組図レベルで各部の寸法関係が正確且つ立体的に描けるので極めて容易に複雑な形状設計ができるのだ。という事で行き当たりバッタリ設計のロフトにかける階段梯子も、現合ではなく事前に部品加工が可能になった。
日付は変わり、9月13日。
(やっと記事がリアルタイムに同期した!?)
前日の金曜日は出張先での飲み会。土曜の朝は爽やかな日差しと共に起床!一気に進める予定。・・・・だったのだが若干酒が残りログハウスの中でチョイと一休み。気付けば15時!何やってるんでしょ。と言いつつあまりの気持ち良さに満足。まぁ息抜きに来てるのだからこれも有り。で、PCで図面と睨めっこしながら芯柱に墨を入れて終了。
今日はここまでかと一息着いた所で○川さんから入電。
「山ですか?」となれば「今からおいで。」となり急遽火を囲むこととなった。
・・・ちなみに知立から故そこそこの距離である。我々キャンパー仲間にとってはたいした距離ではないが一般人から見ればこのフットワークの良さは目が点かもしれない。
ということで一旦下山しキャンパーを載せて再び入山。20:30。
一足先に○川さん現着。事前にセッティングしておいた焚火台が既に暖められていた。
深夜の宴会で迎え酒モード。結局深夜2時近くまで極上の時間を過ごしたのであった。
14日 快晴。
透き通った朝陽が木陰を通して降り注ぎ、爽やかなそよ風が実に心地良い。普段はまともに食べない朝食なのだが、山で炊き立ての釜炊きご飯と味噌汁で満腹。
食後の運動?を兼ね久しぶりに見晴し台まで散策をしてみた。緑が鮮やかで生き返るのであった。
不摂生が続いているので毒抜き?がてら作業開始。
罫書き済みの芯柱の加工に取り掛かる。細かい加工なので手鋸ではじめたが、埒があかないのでチェーンソーで一気にやることにした。10段の加工を一気に仕上げたら腕と腰がグダグダ状態。
しかしここまできたら勢いづき、一気に踏み板の挽き割りと仕上げまで突っ走ってしまった。○川さん、ほったらかしでスミマセン。(○川さんは気持ちよくお昼寝できたようです。結構な騒音だったと思うのですが!?・・・。)
という事で階段部材の加工が完成!遅い昼飯(夕飯?)を簡単に済ませ、本日は終了。
スポーツ少年団の子供達がキャンプファイヤーをやっている中、どでかいキャンパー2台コンボイが下山。子供達、キャンプリーダーの皆さん、すまん!雰囲気ぶち壊しちゃったよね・・。
で、あらたまの湯でさっぱりとして帰宅となったのだった。
15日 晴れ。
3連休最終日。ここは一気に仕上げたい所。再び山に舞い戻り一服。
気持ち良いねぇ。独りで寛いでいるといつまでもボケーっとしてしまいそうになる。
イカン!ここはゴールまでたどり着かなければ、と思い作業モードに着替えて開始。
細部の仕上げをし、芯柱を室内に運び込んだ。
・・・重い!実に重い。今日は独り作業ゆえ、きっと運搬に難儀するに違いないとは思っていたが、昨日持ち上げた時には何とかなりそうだったのだ。確かにバランス良く馬台から持ち上げることは出来たが、足場の悪い所を室内に持ち込むだけで大汗をかいてしまった。
設置場所まで何とか移動し、気合一発でロフトへ懸けた。
ウンッ?確かに図面の通りなのだが、微妙にすわりが悪い。というかこれに踏み板を嵌めると恐らく200kg近い物体になると思うのだが、これが寄りかかる部分が心もとないのである。万が一階段がはずれでもしたら怪我では済みそうにないので、若干設計変更し、桁部分を補強。どうやらいい感じである。
後は踏み板の設置のみ。
勘合部の微調整をしながら踏み代をトリミングしつつセット。
遂に「完成」である。感無量!となるはずだがやんわり適当に進めてきたので普通にできた!ぐらいの感動であった。
ここは祝杯!と行きたいところであるが時間切れ。
自宅からの「夕飯できた」メッセージにより速やかに退去となったのだった。
完成祝賀会!と行きたいところだが10数年で溜まりに溜まった道具やら残材やらの整理が先ですなぁ。
・・・ということで次は倉庫兼工房の建築に取り掛かろうと決めました!
そんな訳で独りログワークはまだまだ続くのであった。
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