夏休み直前
いつもなら放浪癖が疼き、旅支度にワクワクする季節だが、今年は受験生が居るので遊び呆けるわけにもいかず、旅立ちの予定なし。となればここは一気にログハウスを進めようと決めた。
で、今日は休み前の段取りを少しでも進めようと山に向かった。最近気がついたのだが、実は一気に進めるには気合だけではなく体力が問題なのである。一人で300kg近くあるであろう丸太を扱うのは、いくらクレーンが有っても結構つらいのだ。一日中丸太を上げ下げして、ノッチを刻むと夕暮れには集中力が途切れ気味になる。あせって怪我でもしたら元も子もないので、結局一日が限界になってしまう。連日の作業に耐えられるか!?
とりあえず、今日は4mログの連結作業。先回刻んだ相欠き継ぎ手を連結。一組目は重さに耐えかね妥協してしまい継ぎ手の接合が甘く、積み上げ時に勘合部がずれてひどい目にあった。この反省を踏まえ、今回は悩んだ挙句に引き込み金具を仮固定し、接合部を引き込む作戦を取った。芯を合わせて引き込み金具を固定し、ボルトを締め上げると、いくらか効果があるようである。勘合部は元々きつめに刻んであるため、通り芯が出ていないと掛矢で叩き込むぐらいでははまらないのだ。片方の丸太をクレーンで吊りながら通り芯を微調整し、力いっぱい掛矢で叩き込むと手ごたえがあった!勘合部ががっつり噛み合い、いい感じである。おそらくこれだけ噛み合えば通しボルトで固定するだけでも問題なさそうだが、後日念のためZ金物で補強連結することにした。
恐らくこれで前回のように吊り上げ中に勘合部がへし曲がるような悲惨な状況にはならないとは思うが、8m材になると今度はクレーンのブームが遠くに振れなくなる為、対面側のシーリングビームをどうセットするか?難題である。。。
山の斜面という難しい環境での一馬力ログワーク。課題山積で頭を抱えるばかりだが、この難題を知恵と工夫で解いていく楽しさは何事にも替え難い楽しみなのである。
・・・・やはり、私は変人かも知れない。それともマゾなのか??
こんなパズルを解きながらの作業なので何年経っても出来上がらないが、本人は楽しんでいるのだ。やはり傍から見れば単なる馬鹿者だね。
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